東芝の半導体子会社売却先決議 上場廃止免れたか

東芝が半導体メモリー事業の売却先をやっと決めました

債務超過に陥っていた東芝。もし2期(年)連続で債務超過のままだと上場廃止(株式が取引所で取引できなくなる)になってしまいます。

債務超過額から半導体メモリー事業(世界的にも優秀)を売却して2兆円以上の資金調達が必須だったのですが、売却先を決めたとのことです。

売却先決定の報道を受け東芝の株価は一時前日比17円(5.4%)高の332円まで上昇。終値は315円

売却先は二転三転していました。主な売却先候補としては

・官民ファンドの産業革新機構、日本政策投資銀行や韓国メモリー大手のSKハイニックス、米アップルや米デルなどが参加する米投資ファンドのベインキャピタルを軸とする「日米韓連合」陣営

・東芝の半導体メモリー事業に絡んでいた米ウエスタンデジタル(WD)を含む米投資ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツの陣営

・シャープを子会社化して勢いにのる台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業の陣営

でしたが、「日米韓連合」陣営に決定したようです。

日本としては妥当な売却先と感じますが、なんだか対北朝鮮の「日米韓同盟」みたいですね。

半導体メモリー会社「東芝メモリー」の議決権は日本勢が過半数保有する模様

技術の海外流出は日本の国益にとっても痛いところ。せっかく東芝の社員さんが研究開発した技術を海外に持っていかれると大損失になるところでした。

今回の売却では東芝を含む産業革新機構、日本政策投資銀行がトータルで株式の過半数を保有するようで、とりあえずは一安心(ですが将来的にどうなるかはわかりませんが、、、)

9月中の最終契約はできるか

売却先が決定しても安心してはいられません。東芝の半導体メモリー事業に絡んでいた米ウエスタンデジタル(WD)とはひと悶着ありそうですし、9月中に最終契約にいたらなければ債務超過を肩代わりしている銀行も黙っていられなくなるでしょう。

東芝のファンとしては、米アップルなどの優良企業が出資することで同社と関係が深まれば今後の業績拡大も期待できそうだなと好感しています。

なにより上場維持できることが最低条件でしたから「ほっ」とします。

台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業に買収されたシャープは業績を持ち直して株価も回復しています。今年の2月には178円まで下落した東芝株。今は300円台まで回復していますが、目先問題発覚前の500円台に戻せるか動向がきになるところです。

2兆円の出資ともなると交渉が大変そうだ

それにしても2兆円の出資ともなると1社で全額出すなどやっぱり難しいんでしょうね。交渉も難航するはずです。担当者の方々を東芝株を買って応援してあげましょう。きっと励みになるはずです。
※ちなみに銘柄推奨しているわけではありませんので、投資は自己判断でお願いいたします。

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