金融庁がFX証拠金倍率上限を25倍から10倍に引き下げ検討

金融庁がFX証拠金倍率の上限を現在の25倍から10倍に引き下げを本格的に検討しているそうです。

今や一般的になってきたFX取引。外貨預金より使い勝手がよく金利(FXの場合はスワップ)目当てで購入している方も多いと思います。

もちろんレバレッジ取引を活かして、「ミセスワタナベ」張りの一攫千金に日々勤しんでいる投資家さんも多いでしょう。

そのFXがまた規制されるそうです。(FXを外貨預金代わりに使用する投資スタンスなら気にする必要はあまりありませんが、、、)

9/28の日経新聞の観測記事によると「金融庁はFXの業界団体、金融先物取引業協会と規制見直しに向け協議を開始。早ければ来年にも内閣府令を改正して実施する可能性がある。」とのこと。

以前は証拠金倍率600倍の業者もあったが、現在は25倍

手元に4万円あれば最高100万円(25倍)まで取引できますが、以前は100~600倍という時代もありました。1万円で100万円~600万円分です。ですが、100倍で取引すると1円、600倍なら18銭、逆(ドル買なら円安)に振れたら元本がなくなるとってもエキサイティングな取引でした。レバレッジをかけすぎて破綻するリスクも高かったのは事実です。

2010年に規制で25倍が上限となり、無理な取引をしない限り元本以上の損をするなどという悲惨な話はあまり耳にしなくなりました。

取引経験からいえば今も25倍で取引なんてしていない。

FXは証拠金内ロスカット(評価損を引いて50~100%の証拠金になった時点で強制決済される)などが徹底されています。

50%の証拠金内ロスカットとは、損が膨らんできて、もし今決済すると建玉維持に必要な証拠金の50%を下回る場合は、リアルタイムで強制的に決済され元本がマイナスことを回避するルールです。これは機械的に管理がされています。

具体的には4万円で100万円分取引していると2円逆に動いた時点でリアルタイムで強制決済されることになります。その場合、2万円強の損で2万円弱の証拠金が残る結果となります。

またFXには午前6時の評価のタイミングで25倍(上記の場合は4万円以下の証拠金)になった場合でも証拠金を追加するか決済しないといけないルールがあります。

株式の信用取引とは違って、厳格に証拠金の元本割れを防ぐ対策が取られているのです。

為替は変動が激しい商品でドル円でも一日1円くらいは平気で上下します。昨年のブレクジットやトランプ大統領当選時などは5円弱動きました。1985年以降のドル円相場で一日の最大の変動率は6.7%です。

私の場合は、証拠金内ロスカットもあるので上限25倍といっても、大体2~3円損しても証拠金倍率25倍は下回らないように10~20倍で余裕をもって取引しています。

実際FX取引をしているみなさんも同じではないでしょうか。

保証金倍率の上限が10倍になるより、証拠金内ロスカットが全社100%になる方が困るという声が多い。

FX取引をやっている知人数人に意見を聞いたところ、上限10倍になるなら証拠金内ロスカットを下げて欲しいと言う意見が大半でした。

証拠金内ロスカットはFX会社によって異なります。方向的には100%で強制ロスカットに統一されそうですが、まだ大手FX会社でも50%にしているところもあります。

100%ロスカットの場合は一瞬でも証拠金100%を割り込んだら強制ロスカットされるのでたまったもんじゃありません。

FXなんて一瞬だけ変なレートをつけてすぐ戻るなんて結構ありますから。。。ですが、ひそかに証拠金内ロスカット100%時代も近づいているようです。

保証金倍率の上限が10倍になると取引量は激減?!

この規制が適用されると取引量の激減が予想されます。現在FXの取引量は年間5,000兆円規模と世界のデリバティブ市場で最大を誇っています。

安全性が高まれば新たな投資家が参加してくる可能性も考えられますが、FX業者の口座数はすでに700万弱の口座があります。証拠金倍率が上がるとある程度の資金が必要ななってくるので参加してくる投資家は限定されるでしょう。

取引量が減るとFX会社の収益の激減で現在57社ある会社の淘汰統合の話も出てきそうです。FX会社の株価動向にも注意ですね。

色々とやりにくくなりそうですが、

規制が実施されると実際は最大8倍での取引が主流になると考えています。

残念ながら投資効率は落ちそうですが、儲かるチャンスがなくなる訳ではありません。

損切り早目で利食いは引っ張って、でも「利食い千人力」で負けない投資を心掛け、めげずに頑張っていきましょう。

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